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欧州問題は極めて深刻


今月一ヵ月の流れを振り返ると、3日のFOMCで流動性相場の強固さが確認され金価格は1400ドルを突破。しかし、11日のG20前日に中国は預金準備率を引き上げ、12日には10月に続いて貸付け金利引き上げのうわさが世界中を飛び交い、株・商品は急落。この日、金は37.8ドル下げました。11月はチャート上の節目であるだけにこれは少しやばいかも・と思った次第です。しかし、短期サイクルの支持線ギリギリ(1329ドル)まで金価格が下がった16日以降、アイルランドの問題が深刻となり、金価格は再び上昇。週末、維持しなければトレンドが変化してしまうラインも見事クリア。ただ、上には1370ドルという強い抵抗線があり、通常の相場なら超えることは難しい・と思ってたら23日に北朝鮮が韓国を砲撃し1382.9ドルまで上昇。この日、ドルと金が買われ、株式・他商品は軟調に 韓国では金の現物がかなり売れたようです。1370ドルを突破したことにより、テクニカルは中立からやや強気の中立の見方に変化。11月は上行ったり下行ったりかなり乱高下した動きですが、今のところ、短期(3ヵ月程度)~中期(半年~1年)上昇サイクルを支える全ての支持線を割れていません。今後、数週間1370ドル前後で保ち合いを続け上に抜けるようであれば次は1600ドルが目標値に。逆に今後、週末(転換線)と日々の支持線(50日移動平均線)を下回る動きになるようであれば1290ドルが目標値となります(かなり強固な支持線) ここ数週間の下げ渋る動きにより、中期サイクルの天井(目標値1100~1150ドル)の可能性はほぼなくなったと見ています。詳しくは以下チャートにて






NY金日足






NY金週足-2010-11-24







上記週足チャートを見ると、現在、巨大なトライアングルを上抜けたばかりの地点であり、このトライアングルの中に再び押し戻されることなく現在の値位置で数週間踏みとどまった動きになることが理想。保ち合い相場は次の強いトレンドを生み出すエネルギー源となるため、急ぐことなく保ち合えば今後の上昇に期待がもてます。







東京金週足-2010-11-24






東京金月足







東京金価格も強気ゾーンに位置する支持線3600円に支えられトレンドはまだ上向きのまま。週足チャートでは強い上昇トレンドを示すボリンジャーバンドのバンド・ウォークが始まるかどうかの瀬戸際 かつ、5月13日の高値3728円を日足終値で超え、週末に週末終値の高値である3693円(5月)を超え、11月30日終値で3578円を超え、週足・月足で陽線を確認することができれば、強い上昇トレンド再開の可能性が高まります(週足と月足のブレイクアウト確認) その場合、次の目標値は4000~4250円となります。







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崩れゆく統一の国・・ 欧州ユーロ




今回のアイルランド問題で重大なことが露呈されてしまったと思う。それはユーロという通貨システムが抱える大きな欠陥であり、この問題はアイルランドで終わることなく、現在わかっているだけでも、スペイン、ポルトガル、イタリア、フランスと後を追う可能性が高い。スペインに関しては問題が大きくなればアイルランドの比ではない。経済がポルトガル・ギリシャ・アイルランドこれら三ヵ国合わせた規模の2倍近くになるため、問題勃発はユーロ全体に重大な影響を与えるはず。今のところ、まともな国はドイツぐらいだ。今年、財政危機で支援を受けたギリシャに関しても目標とするGDPなどの数値を達成しておらず、再び危機に陥る可能性はいまだ残っている始末。ここで述べるユーロの大きな欠陥とは、各国の経済事情に合わせた金利政策ではなく、ECBが統一した政策金利を打ち出している点。ここ数年、アイルランドとスペインは不動産投資が加速していたにもかかわらずECBが金利を下げたため、不動産バブルは頂点に達し崩壊した。現在、スペインの失業率は20%を超えている。本来なら金融引き締めを早めにしておくべきところが完全に放置された形だ。その意味ではバブルが崩壊する前に金融引き締めを強く打ち出した中国の方がまだ健全と言える。また、その他にもECBの通貨供給量の政策は量的緩和で市中にマネーを放出しても少しばかり経済の数値が改善されただけですぐ資金を引き揚げる点。その結果、また数値は悪くなり、何をしているのかわからない。このままでは各国の財政危機はさらに深刻になるばかりで今後数年間この問題は解決しないような気もする。これは金価格の強い上昇要因になると思う。過去、投資家であるジム・ロジャーズやジョージ・ソロスがユーロに対してボロクソ言っていたのを思い出します。「過去の歴史で統一通貨が存続した例はなく、ユーロは今後15~20年で解体するだろう。ドルも欠陥通貨だが、ユーロも同じように欠陥通貨であり、何れ紙くずになる・・」と







(※)分析、見通しなどは私独自の調査・手法によるものであり、完全なものではありません。最善を尽くしていますが、保障できるものではないため、投資最終判断は自己責任でよろしくお願いします。






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2010⁄11⁄26 01:00 カテゴリー:未分類 comment(45) trackback(0)
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再び警戒モードに ~ 臨時記事 ~


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先週末、NY金価格はテクニカルブレイクアウトの買いシグナルが見られましたが、今週末、再びブレイクラインを下回って警戒モードに突入。上昇トレンドは依然継続中ですが、今後、支持線で支えられるかどうかがポイントです。再び強気になるのは、週末終値で、1372ドル、1388ドルのブレイクラインを超え、週足で陽線が形成された時。連続陰線で支持線(転換線)を割り込むと続落の可能性が高まります。やはり11月は要注意の月になりそうです。かつ、今後の方向性を決める重要なポイントでしょう。以下チャート参照







NY金週足テクニカルチャート
訂正 : 基準線 ×~2011.1/12 ⇒ ○~2011.1/21





NY金週足 一目均衡表






NY金週足






NY金月足






NY金月足ー天井サイクル







11月12日の金暴落に関して、個人的には相当重く受け止めています。金を取り巻く環境は依然上昇を後押しする環境ですが、テクニカル分析では短期もしくは中期サイクルの天井を打った兆しがあります。また、現在の金価格はテクニカルとタイムサイクルの節目に位置しているだけに判断は難しい・・ はっきりしているのは、一度節目(直近の高値)を上抜けた後、週末に再度その節目を大きく下回る動きはよくないということです。(ダマシのブレイクアウト=強気の落とし穴) まだ支持線を維持していますので私個人の見方としては中立ですが、市場は突然強気から弱気に変化することも多々ありますので要注意です。しばらく新規で金を含めた貴金属を買うことはおすすめできません。上下どちらに大きく動いてもおかしくない重要局面だけに静観の構えが得策だと思います。







東京金テクニカル






東京金週足






SENSEX.png
SENSEX(インド株価指数) 株も節目に位置し正念場







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StockCharts.png 


StockCharts.com


ドル指数チャート







11月12日の金暴落・商品価格全面安・株安の要因は、「中国当局が12日中に追加利上げに踏み切るかもしれない」とのうわさが流れたことによるもの。(警戒売り) 10月19日の金暴落も中国の利上げによるものでした。現在、中国政府はインフレ率の目標値(2010年度)を3%としていますが、11日に発表された数値は4.4%であり、10月発表の3.6%と比べてもインフレ率の上昇が加速しています。当局の引締め姿勢に対して現在マーケットが過敏に反応していますので、しばらくの期間、冷や水要因として注視する必要があると思えます。それに対して、欧州のアイルランド問題は金買い材料になりやすいと思えます。トリシェECB総裁は財政健全化を目標に今月頭「出口戦略」をにおわす発言をしていましたが、米国型の量的緩和をやらざるを得ない環境に入りつつあります。現在、アイルランドの国債は短期債と長期債の利回り差(イールドカーブ)がほとんどなく、短期債でさえ買うのが危ないという雰囲気になっています。これらの現象はほぼ事実上の国家破綻にみられる現象で今後新規発行の国債を消化するのは極めて困難でしょう。ECBは支援を否定していますが、やらざるを得ない。また、今回、危機的水準までアイルランド国債の利回りが上昇した背景には、欧州清算機構LHCクリアネットが国債保有者に担保金(額面の15%)を要求したことと、ドイツのメルケル首相が発言した「アイルランドに対してギリシャ型の支援をするのであれば、国債保有者に対する負担を増やすべきだ」との内容が直接のきっかけとなっている。皮肉にも、「緊急時に支援をするが投資家に負担を強いるべき」との姿勢が欧州各国の国債売却を促している。日米と違い、財政圧縮により事実上金融引き締めに近い形で乗り切ろうとしているECBのやり方では経済成長率を伸ばすのは難しいとの声が多く、債務削減は困難な道と感じます。この問題がおさまる気配がないようであれば、再びドル高ユーロ安、ドル建て金価格上昇の流れが継続される可能性もあり。ユーロ圏の投資家にとって、現在ユーロ建ての金を割安で買える環境にあるため、リスクの高い国債を売却し金を買うという流れは十分考えられるでしょう。日米の量的緩和の姿勢には変化がありませんので、しばらくは中国の利上げと欧州問題が金市場を乱高下させる要因となりそうです。






Ireland(アイルランド)金貨
アイルランドの金貨







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お知らせ:諸事情により、11月1日~24日まで記事の更新とコメントの返信をお休みします。今回の記事は臨時で掲載しています。



次回、米消費者物価指数(CPI)発表は11月17日22:30です。



アストロサイクルはいまだ乱れたままですが、徐々にズレが修正されつつあります。次の変化日は、貴金属変化日(11/17~18)、金星逆行終了(11/18)、満月○(11/22)、新月●(12/6)







満月・新月
NY金日足(満月・新月カレンダー)







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2010⁄11⁄13 18:21 カテゴリー:未分類 comment(1) trackback(0)
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流動性相場は始まったばかり ~ 臨時記事 ~


Records Of The Ancient Mohammed (Μουαμεδ)-Gold Plates
Μουαμεδ-Gold
大陸のどこかに存在する伝説の黄金プレート(古代マホメットに関する記録)







臨時の記事です。11月3日のFOMCでQE2(量的緩和第2弾)が決定し詳細が発表されました。今回の決定が、今後、金価格にどのような影響を与えるのでしょうか? 先ず、内容の方は、金利据え置きで2011年6月末まで6000億ドルの国債を購入するというもの。重要な箇所は「物価と雇用の安定」を明確に協調している点です。現在のインフレ率は低すぎ、失業率は高すぎるとしている。また、その判断基準としてバーナンキ議長は10月の講演でインフレ率で2%前後、失業率で5~5.25%を目標としていることも述べている。つまり、これらの数値が安定して達成できるまでは追加緩和の手を緩めないということ。FRBは「デフレが最大のリスク」としている。金相場には強い追い風だろう。緩和の方法も1ヵ月で750億ドルの国債購入としているが、買い入れペースは常時点検し、必要な規模に調整することも述べている。インフレ率や失業率に改善の見通しがなければさらなる追加緩和も辞さない構えだ。場合によっては総額1兆ドルを超える可能性も十分ある。今回の決定で他国からの批判は相当なものだが、FRBの意志は相当固いものと思える。今回の決定の後、金および商品価格全面高になったのはその表れとも言える。資金流入はまだ始まったばかりだろう。現在、米国のインフレ率(9月度統計)は1.1%、失業率は9.6%であり、FRBが掲げる目標には程遠い数値となっている。5日の雇用統計で雇用者数は大幅に増えましたが失業率は9.6%で変化なし。市場は雇用者数の改善でドル高に向かいましたが、失業率の高さから金相場は暴騰。これで、しばらくの間、金相場が上昇する環境が整ったと感じます。今後、月半ばに発表されるインフレ率(米CPI前年同月比)と月初に発表される失業率は要注目!!!







 米インフレ率
米消費者物価指数(CPI)と米インフレ率(前年同月比)/米労働省HP







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FRBの意思が明確になり流動性相場になりやすい環境の中で、金を含めた商品・株式などが、チャート上でテクニカルブレイクアウト(上抜け)をしている。(11月第1週目) 金に関しては、あと2~3週間ほど1350ドル前後でもちあいになる可能性が残っていましたが、週末5日終値でブレイクラインの1372ドルと1388.1ドルを見事クリア。(終値1397.7ドル) 巨大なトライアングルを上抜けた後の初押し完了という印象が強いです。







NY金週足
NY金週足





東京金日足
東京金日足 赤は25日、青は50日、黄緑は75日移動平均線







通常、東京金は日足で50日平均線まで下げた時、直近の高値を超えるのにかなりの時間を要します。(むしろ、超えずに反落することが多い) しかし、5日夜間取引でトライアングルと直近の高値(3625円)を超え、テクニカルブレイクアウトしました。さらに現在強い下落圧力がかかる時間帯(5日夜間~12日)に突入しているのですが、強く逆行して上がっています。これは新しいトレンドが発生したと考えられます。相当強い相場だと思えます。







NY原油週足
NY原油週足





NYダウ週足
NYダウ週足





金銀鉱山株指数(XAU)
金銀鉱山株指数(XAU)週足





AMEX金鉱株指数(HUI)
AMEX金鉱株指数(HUI)週足






12月限金先物コールオプション
金先物コールオプション12月限取組表(11月6日データ) OpInt=取組高







上記は11月23日が期限(納会)である金先物コールオプション12月限の取組表です。この表を見ると、1500ドルのストライクプライスに取り組みが一番多く、1400ドルと1450ドルにも集中しています。とにかく1400~1500ドルのレンジで取り組みが多い。このまま1400ドルを超えて上昇してゆけば、コールを売っている投資家は大損することになるので買いでヘッジ(デルタヘッジ)をせざる得なくなるので価格は上昇しやすくなります。取り組みが多い価格に近づくとヘッジ買いが増えます。コールを買っている人たちも権利行使を達成するために先物買いで買いを大量に入れる可能性もあります。5日終値で1400ドルに限りなく近づいたことで23日納会に向けてオプション絡みの買いが加速する可能性は十分あるでしょう。この取組の多さを考えれば1500ドル達成はそう遠い日でもないかもしれませんね。売り方が追い込まれそうな気がします。







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お知らせ:諸事情により、11月1日~24日まで記事の更新とコメントの返信をお休みします。今回の記事は臨時で掲載しています。



次回、米消費者物価指数(CPI)発表は11月17日22:30です。







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2010⁄11⁄07 05:10 カテゴリー:GOLD comment(3) trackback(0)
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